本と雑誌からみた2006年下半期の動向!!

7月

北朝鮮、ミサイル発射

実写映画・アニメのメディミックスで「DEATH NOTE」(集英社刊)大人気!

サッカー、ワールドカップドイツ大会閉幕

インドで列車同時テロ

第135回芥川賞・直木賞決定!

ニューヨーク原油77ドル突破

ジャワ島南西で発生した地震による津波と日本における記録的豪雨

おちゃめで3枚目のイケテル海賊"ジャック・スパロウ"が大活躍の映画"パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト"の大人気!

< 狐 >の正体、明かされる

 

8月

夏の甲子園、早実初優勝!

冥王星、惑星から外される!

 

9月

9月1日、「SPUR LUXE」(集英社)創刊!

元「LEON」編集長のちょい悪騒動

紀子さま、悠仁(ひさひと)さまご出産

光文社、9月7日に"古典新訳文庫"を創刊

上方落語協会悲願の初定席"天満天神繁昌亭"誕生

9月22日、「モーニング」創刊25周年記念「モーニング2」創刊!

小泉劇場から美しい国を目指す、安倍内閣へ

ローマ法王とイスラムの怒り

 

10月

ロシア人のジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ氏、モスクワで暗殺

北朝鮮が核実験を実施

いじめによる自殺の責任

2006年ノーベル文学賞は、オルハン・パムク氏に。

携帯電話の番号ポータビリティー制度スタート!

日ハム44年ぶり日本一!新庄剛志選手の功績

10月24日「月刊アスキー」(アスキー)新装刊!

高等学校必履修科目未履修問題発覚!

 

11月

11月1日、日刊タブロイド紙「SANKEI EXPRESS(サンケイ エクスプレス)」(産業経済新聞社)創刊!

11月1日、世界を目指す出版レーベル「講談社BOX」(講談社)スタート!

11月1日、「L25」(リクルート)創刊

11月6日、「_ates(アテス)」(阪急コミュニケーションズ)新創刊!

宮崎に続き、北海道に竜巻被害!

11月8日、時代小説限定「KENZAN!」(講談社)創刊!

泣ける自己啓発本?!

11月20日、斎藤茂太氏亡くなる

遺品整理屋という職業をご存知ですか?

アニメも公開、松本大洋氏の代表コミック「鉄コン筋クリート」が人気です。

村上春樹氏の新訳、スコット・フィッツジェラルドの名作「グレート・ギャツビー」(中央公論新社刊)発売

11月27日、「幻冬舎新書」創刊

フィリピン、ルソン島の台風の爪あと

 

12月

"のだめ"パワー炸裂!

12月2日、祝!日本経済新聞!創刊130周年!

幻冬舎と異業種オリコンの新しい試み

12月7日、「yomyom ヨムヨム」(新潮社)創刊!

地球温暖化への警告と対策

2007年に期待される、大リーグ・レッドソックス投手松坂大介氏の値段

文藝春秋、全12冊で「はじめての文学」刊行スタート

塩野七生氏の「ローマ人の物語」(新潮社刊)、ついに完結!

イスタンブールの新聞編集者フラント・ディンク氏暗殺

高すぎる政府の内輪もめの代償

「SLAM DUNK」1億部突破記念の"スラムダンク奨学金"を設立

ディープ 有馬記念で有終の美を飾り引退!

姉歯秀次元1級建築士への判決

イラクのフセイン元大統領の死刑

 

7月

■北朝鮮、ミサイル発射

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■実写映画・アニメのメディミックスで「DEATH NOTE」(集英社刊)大人気!

前売り販売4万5000枚、制作費20億円、邦画史上初の前編・後編の連続上映と何かと話題の実写版映画の前編は6月に公開され、11月には後編"デスノート the Last name"公開。子供達の間ではすっかりお馴染みのコミックに、連続公開という異色の試みの実写映画で知った大人が乱入?デーモン小暮氏や和田秀樹氏、果ては齋藤孝氏が仕事に効く名作マンガとして筆頭に推薦。教育上良くないと反対されていたことなど嘘のよう。"ランキングb"でも6月末から連続13回TOPに。
「少年ジャンプ」(集英社刊)での連載は24号(5/15発売)で最終回を迎え、映画公開直後に15組のアーティストによるトリビュートアルバム"DEATH NOTE TRIBUT"の発売、8月にはライトノベル作家の西尾維新氏の小説化作品「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」(集英社刊)刊行、10月からはテレビアニメ化(日本テレビ系)、2007年2月にはNintendoDSのゲーム"DEATH NOTE -デスノート- キラゲーム"と、タイミング良くいいメディアミックス効果を発揮しているところはさすが。
コミックスは、2006年1月に漫画単行本最速記録・初版100万部を達成、11巻までの累計発行部数は約1700万部を越え、全12巻では約2500万部。
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■サッカー、ワールドカップドイツ大会閉幕

サッカーのワールドカップドイツ大会はイタリアの6大会ぶり4回目の優勝で幕を閉じました。
今試合が最後の引退試合だったフランスのジダン選手のレッドカードによる退場は残念でした。サッカーというスポーツに汚点を残すような挑発についてはもっと厳しい対応でもよかった気がします。3位になったドイツのゴールキーパー・カーン選手も今大会を最後に代表引退を表明、日本でも中田英寿選手が自身の公式HP上で現役引退を電撃表明し、サッカー界のスター選手の引き際もそれぞれです。
今回のドイツW杯を振り返る本としては、金子達仁氏の観戦記&サッカーファン"カネコタツヒト"としての本音が記されたブログの完全収録本「WM(ヴェーエム)」(ランダムハウス講談社刊)や金子達仁氏、戸塚啓氏、木崎伸也氏の3人のスポーツライターが、日本代表の惨敗をテーマに約50人の選手・関係者にインタビューした「敗因と」(光文社刊)等がありますが、少々批判が集中しているのが気になるところ。反省も必要ですが、希望も忘れたくないものです。
中田英寿氏の本は2007年に出版されるものが多く、軌跡を写真で追った保存版写真集「中田英寿日本代表全試合1991−2006」(幻冬舎刊)、1994年〜2006年に「Number」等に執筆した取材記事をまとめた「In His Times 中田英寿という時代」(光文社刊)があり、引退を発表した中田氏自身のサイト(★nakata.netへはこちらから。)をまもめた「すべてはサッカーのために nakata.net 05-06」(新潮社刊)もあります。実は既に東ハトの執行役員でもある中田氏、今度は何をやってくれるのか楽しみでもあります。
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■インドで列車同時テロ

7月11日、インド西部ムンバイで列車や駅などで7回の爆発が起き、少なくとも179人が死亡。パキスタンのイスラム過激派組織の関与が疑われ、両国関係は悪化、高官協議が中止され、9月のキューバでの首脳会談の結果、11月に再開。テロの哀しい連鎖は現在も続いています…。
巨大マーケットとして中国と比較されるインドですが、まだまだ宗教、カースト制による貧困層、教育など問題も山積みです。
インドを考察した本には、貧困層市場を考える「ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略」(英治出版刊)や「ITとカーストインド・成長の秘密と苦悩」(日本経済新聞社出版局刊)、現代インドに注目した「インドの時代 豊かさと苦悩の幕開け」(新潮社刊)や「インド世界を読む」(創成社刊)、宗教問題に迫る「ナショナリズムと宗教 現代インドのヒンドゥー・ナショナリズム運動」(春風社刊)や「ヒンドゥー・ナショナリズム 印パ緊張の背景」(中央公論新社刊)などがあります。


■第135回芥川賞・直木賞決定!

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■ニューヨーク原油77ドル突破

7月14日、ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、指標となる原油取引価格について1バレル=77.03ドルで取引を終え、終値で初めて77ドルを突破。最高値を更新。背景にはイランの核開発問題、イスラエル軍のレバノン空爆など中東情勢の緊迫化があると言われています。・・・ほんとうにそうなのでしょうか?原油の世界を知るには「知られていない! 原油価格高騰の謎」(技術評論社刊)等をひも解いてみると意外な結果がみえてきます。・・・とはいえ、無限ではない資源の有効活用は必須であり、互いの意見や宗教や民族の違いによる争いから卒業できずにいる現実が立ちはだかっているのも真実です。中東情勢を知るための本には、「アメリカ・ブッシュ政権と揺れる中東」(アジア経済研究所刊) などがお薦めです。


■ジャワ島南西で発生した地震による津波と日本における記録的豪雨

5月におよそ5700人の犠牲を生んだ地震のあったインドネシアのジャワ島中部の避難生活も終らぬうちに、7月17日にはスマトラ沖でマグニチュード7.7の地震が発生、ジャワ島南部を襲った津波の犠牲者は600人以上。 日本でも過去30年で最も長い梅雨となり、各地で記録的な豪雨に襲われました。 自然の前では人はあまりに無力ですが、できることはチェックしておきたいものです。生き延びるための実践的防災対策の本には、「大震災発生! 公的支援がくるまでの200時間を生き延びる知識と知恵」「あなたは生き残れるのか」(共に小学館刊)や工学と社会科学から考えた名古屋大学での連続講演記録「豪雨・洪水災害の減災に向けて ソフト対策とハード整備の一体化」(技報堂出版刊)、崩壊の危険度予測情報をまとめた「豪雨時における斜面崩壊のメカニズムおよび危険度予測」(地盤工学会刊)、地震に強い木の家のつくり方「絵解き 住まいを守る耐震性入門 地震に強い木の家をつくる」(風土社刊)など少しの意識や知恵で変われるところは積極的に努力し、世界共通の知恵袋として発展させたいものです。


■おちゃめで3枚目のイケテル海賊"ジャック・スパロウ"が大活躍の映画"パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト"の大人気!

全米初日の最高記録5,550万ドルを記録、主演のジョニー・デップ氏、オーランド・ブルーム氏と製作のジェリー・ブラッカイマー氏の来日記者会見の一大旋風でも話題に。書籍は、鈴木玲子氏の訳のノベライズ版「パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ」は竹書房文庫から、"スパロウ"の過去を知ることのできるロブ・キッド氏による小説「パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 シリーズ」と全世界同時発売の「パイレーツ・オブ・カリビアン 公式ビジュアルガイド」は講談社から、アイリーン・トリンブル氏による児童書版「パイレーツ・オブ・カリビアン シリーズ」は偕成社から刊行されています。


■< 狐 >の正体、明かされる

「日刊ゲンダイ」紙上に22年半連載されていた署名書評家の匿名< 狐 >の正体が、ちくま新書「<狐>が選んだ入門書」の刊行から明らかになり、話題に。
今までにも「狐の書評」(本の雑誌社刊)や「野蛮な図書目録 匿名書評の秘かな愉しみ」「狐の読書快然」(ともに洋泉社刊)、「水曜日は狐の書評」(筑摩書房刊:ちくま文庫)等の頼れる名著を数多く刊行しながらも素顔は明かされず、一時は"狐狩り"と称した本人探しが行われたほど評判の名書評家・山村修氏が素顔を公表したのは、体調により青山学院大学図書館を早期退職し本格的な文筆活動に入るためと公表されたのですが、患っていた肺がんで8月14日に56歳でご逝去。哀しい結末となってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。
本名の山村氏名での著書には、「遅読のすすめ」(新潮社刊)「気晴らしの発見」(大和書房・新潮社刊:新潮文庫)「禁煙の愉しみ」(洋泉社・新潮社刊:新潮文庫)等があります。5月25日に再発した卵巣がんで急逝された米原万里氏も偶然にも同じ56歳。良識と勇気と行動力とユーモアを兼ね備えた論客だった米原万里氏の訃報はとても残念・・・通訳担当時には元エリツィン大統領をもいなしてしまうウエットに富む才媛として活躍し、作家としては「不実な美女か貞淑な醜女か」(徳間書店・新潮社刊)で読売文学賞を、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(角川書店刊)で大宅壮一ノンフィクション賞、「オリガ・モリソヴナの反語法」(集英社刊)でドゥマゴ文学賞等を受賞。「サンデー毎日」(毎日新聞社)の連載エッセイでも時にユーモアに溢れ、殺害されたロシアのジャーナリスト・ポリトコフスカヤ氏への不当な扱いには正当な怒りを明らかにする等、時に辛辣な程ストレートな独特の視点を披露してくれていました。昨年末に刊行された笑いを探求した「必笑小咄のテクニック」(集英社刊)のあとがきにさりげなく記された、20年間介護した母親が危篤になった翌日に自らが癌だと知ったことの受け止め方や、その後の変わらず意欲的な生活には驚かされ、懐の深さを感じます。山村氏同様に書評を担当しており、1995年から2005年までの書評を全て収めた「打ちのめされるようなすごい本」(文藝春秋刊)のその中味の濃さと迫力には圧倒させられ、良い人ほど・・・といいますが、残念です。


8月

■夏の甲子園、早実初優勝!

8月20日、第88回全国高校野球選手権大会の決勝戦が南北海道の駒大苫小牧と西東京の早実で行われ、延長15回の激戦の末、1-1の引き分けに。37年ぶり2度目となった翌日の再試合で、早実が4-3で駒大苫小牧を下し初優勝。早実の斎藤佑樹投手は、青いハンカチで汗をさわやかにぬぐう姿などが女性たちの人気を集め、"ハンカチ王子"ブームが発生。その後早稲田大学教育学部への進学が決定し、大学側が斎藤くんのキャンパスライフを守るために、授業を行う各校舎前への警備員の配置も検討するほどの人気ぶり。米国レッドソックスが4年後の獲得のために本格的調査を開始するという噂もあり、話題も絶えません。
関連本には、駒大の田中将大投手とのあの熱い夏の戦いを再現する「ハンカチ王子と老エース 奇跡を生んだ早実野球部100年物語」(講談社刊)や「早実vs.駒大苫小牧」(朝日新聞社刊)、斎藤佑樹氏にスポットをあてた「保存版 斎藤佑樹投手「ハンカチ王子」パーフェクトブック」(講談社刊)、多くの甲子園のヒーローを写し出す「サマーヒーローズ (06)」(日刊スポーツ出版社刊)等があります。


■冥王星、惑星から外される!

8月24日、プラハで開かれた国際天文学連合(IAU)総会で惑星の定義が新たに採択され、冥王星は惑星から格下げ太陽系の惑星は9個から8個となりました。
冥王星は1930年に発見されたのですが、当初思っていたよりもずっと小さな天体と判明し、冥王星より大きい小惑星も発見されたため、呼称に混乱が生じてきたため冥王星は、より外側の第10惑星等と共に新たに設定された"矮小(わいしょう)惑星"に分類されることになったとの報告でしたが・・・、冥王星は星占い等でも既に親しまれているのに今更・・・と、降格を惜しむ声は世界中に広がりましたが残念ながら聞いてはもらえませんでした。
宇宙の存在はもっと広大で、地球やその生命などを軽く越えてしまう存在であることを感じさせられる「松井教授の東大駒場講義録」(集英社刊)や「カラー版 宇宙を読む」(中央公論新社刊)等を読むと、外される冥王星は可哀想ながら、まだまだ謎が多いこの宇宙においては詳細なことにすぎないのだと思わせられます。


9月

■9月1日、「SPUR LUXE」(集英社)創刊!

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■元「LEON」編集長のちょい悪騒動

2005ユーキャン新語・流行語大賞のでもトップテン入りした月刊ファッション雑誌「LEON」(主婦と生活社)から生まれたコンセプト"チョイ不良(ワル)オヤジ"に基づくコピー群とその周辺文化を総称した"ちょいモテオヤジ"。
その代表として注目された「LEON」創刊以来の編集長だった岸田一郎氏が突然8月に退社。ましてや退社直前に会社からの懲戒処分の文書が出され、主要メンバー引き抜き等の問題で様々な噂が駆け巡りました。
出版社間の人事交流は今や珍しいことではなく、「LEON」でも創刊の編集に携わったの大久保清彦氏らがインターナショナル・ラグジュアリー・メディア(2005年11月1日に社名変更:もとセブンシーズ・アンド・カンパニー)から「OCEANS」を立ち上げるなど、意見の相違による入れ替わりには驚きませんが、懲戒処分という異例な処置だっただけに、新聞各紙でも話題となりました。
当の本人の岸田氏は早々に「週刊朝日」(朝日新聞社)のコラム"ちょいモテ・オヤジの「中年老け易く、艶成り難し」"の連載を始め、新企画で会社と折り合いがつかなかったことを記し、9月1日にKI&Companyを設立。
11月30日にはウェブマガジン"@ZINO(アットジーノ)"の創刊パーティを六本木ヒルズで開催、2007年3月23日には男性向け月刊誌「ZINO(ジーノ)」を創刊予定というスピード創刊、その編集長は田上美幸氏が務めるとのこと。
紙媒体とウェブサイトを融合した複合型ライフスタイルメディアの構築する新しいビジネスモデルは、まさに退社時に暖めていたもので、もめていたのはウェブサイトの融合部分だったようです。意見のくい違いによる分裂や引き抜きはどの世界にもあることながら、もう少しスマートにあってほしかった気はしますが・・・インパクトがあるぐらいが"ちょいモテオヤジ"風だということでしょうか?
新雑誌「ZINO(ジーノ)」は年収2000〜5000万円程度と「LEON」より高い所得層を想定ターゲットとし、ネットに引き込みにくいと言われる富裕層の中高年に対し、会員制のウェブマガジンを展開予定。これから先が今回の騒動の本当の真価が問われるところ。岸田氏の腕前に注目したいと思います。
岸田氏の著書には、2005年刊の「LEONの秘密と舞台裏 カリスマ編集長が明かす『成功する雑誌の作り方』」(ソフトバンククリエイティブ刊)があります。
★マガジンNAVI"創刊リスト"をチェック!「OCEANS」「ZINO(ジーノ)」


■紀子さま、悠仁(ひさひと)さまご出産

9月6日、秋篠宮妃紀子さまが、悠仁(ひさひと)さまを出産されました。皇室に男子が誕生したのは、父親の秋篠宮さま以来、実に41年ぶり。日本全体が祝賀ムードに包まれました。天皇、皇后両陛下にとっては4人目の孫となり、皇位継承順位は皇太子さま、秋篠宮さまに次いで第3位。12日の命名の儀で、ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでほしいとの願いから"悠仁(ひさひと)"と名付けられました。身の回りの品につけるお印は、高野槇(こうやまき)。
今後の人生には皇位継承に対する半端ではない期待が付きまとい、大変だとは思われますが、元気に健やかに逞しくご成長されますよう、願っています。
「おめでとうございます 悠仁親王ご誕生」(毎日新聞社刊)「秋篠宮悠仁さまご誕生」(朝日新聞社刊)「悠仁 (ひさひと) さま」(読売新聞者刊)等のお祝いの本が新聞各社から刊行されています。


■光文社、9月7日に"古典新訳文庫"を創刊

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■上方落語協会悲願の初定席"天満天神繁昌亭"誕生

9月15日、大阪に落語専門の寄席として約80年ぶりの復活した"天満天神繁昌亭"のオープンには、故文枝氏、故笑福亭松鶴氏、桂米朝氏と共に四天王と呼ばれた春団治氏も桂三枝氏が曳く初代桂春団治伝説にちなんだ赤い人力車で登場。三味線や鉦、太鼓で寄席囃子を奏でる山車が続き、周りを笑福亭鶴瓶氏ら落語家約40人が囲んで練り歩き大盛況。戦後滅びかけた上方落語の底力を感じさせる幸先のいい始まりとなりました。
日本語の本が話題になった時に「じゅげむ」等、落語をモチーフにした絵本等も人気となり、2005年のテレビドラマでも宮藤官九郎氏の脚本による古典落語の演目を下敷きにした連続ドラマ"タイガー&ドラゴン"(TBS系)以来10代から20代にも注目され始め、そこへの根っからの落語好きが集まる"天満天神繁昌亭"のオープンが重なり、久しぶりに世代を超えた盛り上がりとなりました。
落語関連書籍には、朝日放送が50年にわたって録音した落語の一部をCD10枚に収め、放送作家で演芸番組を構成している日沢伸哉氏が上方落語の起源から明治以降の隆盛と衰退、戦後の復興をわかりやすく紹介したCD付解説本「栄光の上方落語」(角川書店刊)や200人の噺家への対面取材を試み、落語会に通い続けて得た高座の印象や聴きどころまでをもまとめた「上方落語家名鑑」(出版文化社刊)等のよう貴重な資料も出版されています。
噺家達のリアルな現状を知ることができる本には、志ん朝師匠が、山藤章二氏から林家こぶ平(現:正蔵)氏まで、9人の落語好きと対談した「世の中ついでに生きてたい」や(河出書房新社刊)志ん朝師匠が日本の風流を語り尽くす「志ん朝の風流入門」(筑摩書房刊:ちくま新書)、逆に直弟子たちが、師匠の素顔を語り尽くす「よってたかって古今亭志ん朝」(文藝春秋刊)等もあります。
初心者向け入門書には、中野翠氏による「今夜も落語で眠りたい」(文藝春秋刊)や矢野誠一氏による代表的古典落語200題のあらすじと落ち解説「落語CD&DVD名盤案内」(大和書房刊:だいわ文庫)、京須偕充氏の「古典落語 これが名演だ!」(光文社刊:光文社新書)などがお薦め。どこかで聞いたようなフレーズの「人生で必要なことはすべて落語で学んだ」(PHP研究所刊)は、家庭円満の秘訣や人間関係を円滑に保つ方法を、落語から学ぶ一冊。当代上方落語の人気者、桂文我氏自らが初めて書いた、落語家による落語の本「落語「通」入門」(集英社刊:集英社新書)等でしっかりまとめをした後には、"落語「通」検定"にチャレンジしてみませんか?「落語「通」検定 粋に楽しむ落語 Yahoo!インターネット検定公式テキスト」(インプレスジャパン刊)で復習しておけばばっちり大丈夫なはず?!


■9月22日、「モーニング」創刊25周年記念「モーニング2」創刊!

★マガジンNAVI"創刊リスト"をチェック!


■小泉劇場から美しい国を目指す、安倍内閣へ

9月26日、安倍晋三氏が第90代、57人目の首相に選出され、安倍内閣が発足、5年半続いた小泉政権から初の戦後生まれの安倍晋三首相が誕生しました。戦後生まれの首相は初めて。10月の全国世論調査では、70.0%、歴代3位の内閣支持率を記録しています。途切れていた中国、韓国関係を改善すべく早々に訪問、首脳会談を実現、教育基本法改正、防衛庁の省への昇格・・・と活動しているものの、評価は低く頼りなさが強調されてしまいます。小泉政権からの宿題である、外交や世界でにおける競争力はもちろん、国内での格差社会、いじめ等の精神的教育と世界に対応できる学力的教育、社会のモラル、自然・環境問題、人口減少による地域・医療、雇用制度などなど、問題は山積み。本当の意味での美しい国造りを目指して起死回生を期待したいところです。マニフェスト代わりにもなる「美しい国へ」(文藝春秋刊)を話題の新書で刊行した当時は凄腕の広報担当者が控えているのかと期待したのですが・・・いつまでたっても次がでないのでは・・・残念です。戦争を推進するわけでも虚像をつくれというのでもなく、全体を把握し物事を組み立て効率よく行動する訓練のために、他国の諜報を学ぶためにも「ドキュメント 戦争広告代理店」(講談社刊)のPR企業の仕掛け人に意見を求めてみてはいかがでしょうか?先が読めなくては、国も地球も生き残れないのですから。誰かに考える訓練をしてもらうことが必要な気がします。
後にバトンタッチした小泉政権を回顧する本も数多く出版されています。
主なものは、主席総理秘書官を務めた飯島氏による元小泉首相サイドの視点による「小泉官邸秘録」(日本経済新聞社刊)、小泉政権の外交の実情を国ごとに記した、読売新聞政治部による「外交を喧嘩にした男 小泉外交2000日の真実」(新潮社)、小泉政権下で閣僚として理想と様々な利害調整に尽力した竹中平蔵氏の5年半に渡る記録「構造改革の真実 竹中平蔵大臣日誌」(日本経済新聞社刊)等があります。
前任者が巨大なインパクトを持っていただけに、継いだ人には覚悟が必要になることは周知の事実、この時期に日本の首相になれるのは一人だけ。せっかくなったのですから、頑張って欲しいものです。


■ローマ法王とイスラムの怒り

世界中を巻き込んだ欧州新聞のイスラム教預言者ムハンマド氏の風刺画問題がどうにか落ち着いたと思ったところに、ローマ法王ベネディクト16世が母国、ドイツのレーゲンスブルク大学の講義で、引用した"イスラムは暴力による布教"発言が大きな波紋を呼び、再び世界各地のイスラム社会から一斉に抗議の声が上がることに。パレスチナ自治区ガザやイラクでは教会が爆破され、イラン、パキスタン、インドネシア、トルコ等のイスラム国家では抗議デモが行われ、ソマリアではイタリア人のカトリック教会修道女が何者かに銃で撃ち殺されるという悲惨な事件もおこり、法王に対するテロの脅しも伝えられました。歴史を悩ませてきた宗教と民族の関係は、今も法王でさえも困難とする問題であることを改めて考えさせられます。
宗教は人を幸せにするものであるはずなのですが、互いに自らの宗教のみを尊びすぎて難しくなっていますが、諦めず歩み寄りたいものです。
民族と宗教の現状を理解するには、「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 宗教紛争はなぜ終わらないのか」(徳間書店刊)や「民族という名の宗教」「民族と国家」(共に岩波書店刊)、「新・民族の世界地図」(文藝春秋刊)等がお薦めです。


10月

■ロシア人のジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ氏、モスクワで暗殺

10月7日、チェチェン戦争を追ってきたロシア人のジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤ氏がモスクワの自宅のエレベーターで射殺されてしまいました。
彼女はモスクワ劇場占拠事件では、武装グループから仲介役を指名され交渉に成功し、2004年の北オセチア・ベスラン学校占拠人質事件でも、チェチェン独立派のスポークスマンらと連絡をとり現地に向かう飛行機の機中で、飲み物に毒物を混入されて殺害されかかったのは周知の事実。重態から生還し、命の危険を助言する人も多かったのですが、いつもどおりの執筆活動に復帰していました・・・それがこんなことになってしまうとは・・・とても残念です。
邦訳のある著書に「チェチェンやめられない戦争」「プーチニズム 報道されないロシアの現実」(共に日本放送出版協会刊)があり、それらにより彼女の目指していたものがわかります。
アンナ・ポリトコフスカヤ:国立モスクワ大学ジャーナリズム学科卒。モスクワの新聞の「ノーヴァヤ・ガゼータ」評論員。1999年夏以来、チェチェンに通い、戦地に暮らす市民の声を伝え続け、その活動に対して、2000年にはロシア連邦ジャーナリスト同盟からロシア黄金のペンを、2001年にはアムネスティ・インターナショナル英国支部から世界人権報道賞を、2003年には池澤夏樹氏が選考委員を務める国際ルポルタージュ文学賞のユリシーズ賞を受賞。
・・・11月23日、殺害されたポリトコフスカヤ氏同様にロシアのプーチン大統領を批判し、ポリトコフスカヤ氏殺害の犯人を追っていた、ロシア連邦保安庁元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が亡命先のイギリスで放射性物質ポロニウム210により殺害され、この事件は始まりであったことがわかることになります。ロシア情報機関の関与が疑われたが、もちろんロシア政府は否定しています。
通常では考えられない放射性物質を使用しながらも、まるで小説のように闇に紛れてしまう殺人が可能だとは・・・。今は、いつだっただろうか?と疑問になってしまいます。


■北朝鮮が核実験を実施

★2006年のキーワード"あまりに危険な隣人・北朝鮮とそれを支援する中国"をチェック!


■いじめによる自殺の責任

10月11日、福岡県筑前町の中学2年の男子がいじめを苦にした遺書を残し、自宅で自殺。23日にも、岐阜県瑞浪市の中学2年の女子が自殺するなど、いじめを苦にしたとみられる、中高生の自殺の"連鎖"が全国で発生したことを受け、11月には首相直属の教育再生会議が"いじめ問題への緊急提言"を取りまとめ、子どもたちの電話相談を開設するなど、政府も本格的な対策に乗り出しましたが、まだまだ根本の理解に欠けているような気がします。子どもたちの電話相談には1週間で2800件を超える相談があり、文部科学省に届いた自殺を予告する手紙は11月中までに16通。経験や環境の異なる集団では大なり小なりの衝突がおきるのは避けられないとしても、あまりに陰湿ないじめが増えている現状には、社会的な歪みが影響していると思われます。解決に特効薬はなくとも、いじめる方も人として大切なものを失っているのだということを自覚させる必要を切に感じます。
いじめの日常化を知ることのできるものに、若い世代の描いた本が在ります。
例えば昨年テレビドラマになったことからも注目された白岩玄氏の第41回文藝賞受賞作「野ブタ。をプロデュース」や当時現役中学3年生だった三並夏氏の第42回文藝賞受賞作「平成マシンガンズ」(共に河出書房新社刊)や木堂椎氏の青春文学大賞受賞作「りはめより100倍恐ろしい」(角川書店刊)等からはリアルな学校が感じられます。特殊な事情がない限りいじめられる子といじめる子の差は少なく、無くならないものだとしたら付き合い方をどう教えるかが問題なのではないでしょうか?
いじめとの付き合い方を考えさせてくれる本としては、江国香織氏、角田光代氏、稲葉真弓氏、野中柊氏、湯本香樹実氏、大岡玲氏、柳美里氏の7人の作家が"いじめ"をテーマに描いた「いじめの時間」(朝日新聞社/新潮社刊:新潮社文庫)、実際のイジメを元に書かれた「キミのとなりで いじめと向きあう子供達」(かもがわ出版刊)やイジメを実際に乗り越えた体験談「未来のきみが待つ場所へ 先生はいじめられっ子だった」(講談社刊)などがお薦めですが、日本弁護士連合会が実践的対応と救済を記した「いじめ問題ハンドブック 学校に子どもの人権を」(こうち書房刊)や衝撃的に進化している現状と対策を記した「教室の悪魔」(ポプラ社刊)などの存在も知っておくことをお薦めします。新聞等でも紹介され注目された、いじめの被害者の姉の視点から描かれた絵本「わたしのいもうと」(偕成社刊)と、こども達だけで理解することはできなくても間違っていることをしている時の後ろめたさや不快感を感じることから学ぶ事ができる加害者の視点による「わたしのせいじゃない せきにんについて」(岩崎書店刊)はぜひ手にとって欲しい絵本です。
いじめの対策と自殺の対策は異なり、自殺に関しては報道メディアにも多大な責任があると思われます。孤独に耐えられない、自分ではどうしようもない状態の時に、例えそれが自分の死の代償であっても、みんなが反省して泣いてくれて、いじめた子供を誰かが変わりに追及してくれるかもしれないと思ったら、追い詰められている子供ほど自殺を選んでしまうのではないでしょうか。
いじめは存在し、無くなることがないことを前提に、対処の仕方をどう教えるかが問題なのではないでしょうか?
「14歳からの哲学」(トランスビュー刊)の著者・池田晶子氏による、前向きな発想や考え方を伝え共に生きることを考えることの大切さを気づかせてくれる「14歳の君へ」(毎日新聞社刊)も生きて行く術としての考え方を教えてくれる貴重な1冊であり、もっと根本にある子育てのアドバイス本としては、「子育てハッピーアドバイス」シリーズ(1万年堂出版刊)や「子どもが育つ魔法の言葉」(PHP研究所刊)などがあります。
アイドル誌「Myojo」(集英社)では、3月号(1/23売)から3ヶ月連続で"アイドルから緊急メッセージ 「いじめられてる貴方へ…。いじめてる君へ!」"の特集を組み、それぞれのアイドルからの真剣なメッセージを掲載。「ニコラ」(新潮社)でもいじめや自殺の問題をテーマにしたページを読者のコーナーで取り上げ、読者からの意見を紹介しています。自殺の現場を報道するよりもこれらの特集の方がずっと励ましになるのではないでしょうか?日常での話し合いの場を広げ、学校ではなくても相談できる居場所をみつけてあげることがとても大切なことだと思われます。


■2006年ノーベル文学賞は、オルハン・パムク氏に。

村上春樹氏は残念でしたが、イスラム圏の作家でありながら、イランのホメイニ師の「悪魔の詩」(新泉社刊)の著者サルマン・ラシュディ氏に対する死刑宣告に批判し(日本でも翻訳を担当した筑波大の五十嵐一助教授が何者かに校内で惨殺されています)、自国の政府にもオスマン・トルコ時代のアルメニア人虐殺の告発発言をする等の社会的発言も行うトルコ初の作家の受賞は意義のあることのように思われます。受賞理由は「生まれ故郷イスタンブールでのもの悲しい魂の探索の中で、文化間の衝突と多様性の新しい象徴を見いだした」こと。日本には2004年にイスラムの伝統的価値観と西の価値観との対比を細密画師の世界で描いた代表作「わたしの名は紅」が翻訳された際に来日し、今春には、近代化に揺れるトルコのイスラム原理主義と世俗主義の衝突を描いた"最初で最後の政治小説"と宣言する最新刊「雪」(いずれも藤原書店刊)が刊行されています。日本文学にも親しまれ、特に谷崎潤一郎氏の影響を受けていると言われています。


■携帯電話の番号ポータビリティー制度スタート!

"ケータイの10月革命"といわれていた"番号ポータビリティー制度"の始まりは、ソフトバンクが直前に打ち出したサプライズな料金体系に驚かされましたが、結果は公正取引委員会からの警告と孫社長のお詫びで幕を閉じました。ギリギリのところで勝負をしかけたのは、孫氏らしいビジネスライクな行動だと思われます。仕事である以上、やる時はやる、という判断も時に必要なのではないでしょうか?
携帯電話での読書は若い世代を中心に定着化し、携帯は今や本の世界でも見逃せないアイテム。新潮社の"新潮ケータイ文庫"角川書店の"文庫読み放題"をはじめとする出版社の提供するサービスはもちろん、最近では投稿から生まれるケータイ作家も増えてきています。小学館の新文芸誌「きらら」でも毎月"携帯メール小説"を募集、7月にはその中から選んだ103篇をまとめた「携帯メール小説」(小学館刊)も刊行しています。2年間で1万篇以上の応募があるということからも、携帯の普及率を実感させられます。
★2006年のキーワード"ケータイ小説作家が止まらない・・・!"をチェック!


■日ハム44年ぶり日本一!新庄剛志選手の功績

10月26日、プロ野球日本シリーズ第5戦が札幌ドームで行われ、北海道日本ハムファイターズが4―1で中日ドラゴンズを下し、東映時代の1962年以来44年ぶりの日本一に輝きました。初戦の黒星の後は4連勝での栄冠。4月に突然今季限りでの現役引退を表明した新庄剛志外野手が、真っ先に胴上げ、みんなに惜しまれての華々しい引退試合となりました。
新庄剛志選手は、阪神タイガースで11年プレーした後、メジャーリーグに挑戦。ニューヨーク・メッツ、 サンフランシスコ・ジャイアンツ、 ニューヨーク・メッツと戻るもののマイナー落ちし帰国。2004年から北海道日本ハムファイターズに所属し、同時に登録名を"SHINJO"と改め、2006年に引退。あくの強いキャラクターながら嫌われることが少ない不思議な存在。能天気さは天然ながら、その裏にはサービス精神が大きい気遣いに徹した部分を持っているのだと思われます。
北海道日本ハムファイターズ優勝関連の本には、「日本一!北海道日本ハム―2006日本シリーズ速報」(日刊スポーツ出版社刊)「北海道日本ハムファイターズ優勝記念」(宝島社刊)等があります。
新庄選手の本には、自らが記したエッセイ「ドリーミングベイビー」(光文社刊)からは今も変わらず "一生懸命、自分に自信を持って、楽しんで、カッコよさを求めて"を自分に課していることが感じられます。他には、「THANK YOU新庄剛志―To All People」(日刊スポーツ出版社刊)、「新庄語録―メジャーリーグ"ニューヨーク・メッツ"新庄剛志」(近代映画社刊)等があります。
サッカーの中田英寿氏も今年突然引退しましたが、こちらはどちらかというと嫌われ役をかってでてしまうタイプ。異なりながらも非凡なふたりには自分に課したものを守り通しているのが共通点のような気がします。非凡であることも大変です。
★"サッカー、ワールドカップドイツ大会閉幕"をチェック!


■10月24日「月刊アスキー」(アスキー)新装刊!

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■高等学校必履修科目未履修問題発覚!

10月24日、富山県の県立高校で発見されてから、全国の高校で次々と発覚。
大学受験の進学実績を重視した高等学校が、学習指導要領では必履修科目でありながら、大学受験には影響の無い科目を生徒に履修させなかったために単位不足となって卒業が危ぶまれる生徒が発覚したことから問題となったこの事件は、卒業に影響があるところまでやりすぎたために発覚したにすぎず、実は以前から父兄・学校がらみで大なり小なり行われていること。問題なのは、省かれてしまう科目を必履修科目に設定していることなのではないでしょうか?
学力のみならず、実践、発想等の面で未来に役立つことを教育しなくては、社会も国も個人の生活の充実も期待できるはずもありません。
少子化で生徒が取り合いになり、甘い誘惑ばかりが増えそうですが、実際に使えないものを学んでも、無理に学ばせても意味はありません。グローバル化による競争は、ビジネスや外交においては既に始まっています。日本の未来のためにも、いい機会なので学校のあり方を考え直して欲しいものです。
教育におけるお薦め本には、教育の理想とあるべき姿を斎藤孝氏が記した「教育力」(岩波書店刊)や数字や見栄ではない適性のある教育について考えさせられる「欲ばり過ぎるニッポンの教育」(講談社刊)教育格差に反対しこれからの教育を考え、講義録をまとめた「教育改革のゆくえ 格差社会か共生社会か」(岩波書店刊)等があります。


11月

■11月1日、日刊タブロイド紙「SANKEI EXPRESS(サンケイ エクスプレス)」(産業経済新聞社)創刊!

20〜30代をターゲットに、"ハイクオリティでコンパクト、アートな香り"を基本コンセプト、"美しい新聞。"をキャッチコピーとした、上質紙、横書きを起用したタブロイドサイズ32ページの新聞。月極め購読料は1,680円(消費税込み)。
6月にスタートした新聞社発のニュースブログサイト"iza(イザ!)"のサービスに続く、新聞を読まない層への新しい試みです。


■11月1日、世界を目指す出版レーベル「講談社BOX」(講談社)スタート!

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■11月1日、「L25」(リクルート)創刊

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■11月6日、「_ates(アテス)」(阪急コミュニケーションズ)新創刊!

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■宮崎に続き、北海道に竜巻被害!

11月7日、北海道のオホーツク海側の佐呂間町で竜巻とみられる突風が発生!倒れた建物の下敷きになるなどによる死傷者を含む大きな被害が起こってしまいました…。9月にも台風13号による竜巻が宮崎県延岡市を襲ったことを思うと、もはや竜巻は日本に発生しにくいものではなくなっているのかもしれません。原因究明はこれからですが、竜巻は時間や場所を特定予測するのは難しくやっかいです。これも異常気象によるものなのかと思うと、恐ろしくなります。竜巻のことは記されていませんが異常気象の問題をビジュアル的に訴える「気候変動 +2℃」(ダイヤモンド社刊)には、予想外の影響は他にもたくさんあるのだと思うと恐ろしくなります。食い止めるには地球での共存という広い視野が必要であり、その思いは1992年の地球環境サミットでのカナダ人の12歳の少女のスピーチをまとめた「あなたが世界を変える日」(学陽書房刊)にも込められています。間に合ううちに行動を起こさなければ、と実感させてくれる1冊です。まずはできることから、始めてみませんか?


■11月8日、時代小説限定「KENZAN!」(講談社)創刊!

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■泣ける自己啓発本?!

自己啓発本「鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール」(総合法令出版刊)が泣けると話題です。息子のいじめ問題に悩む主婦を主人公に、カウンセリングを受ける事により自分の中にわだかまっていた人間関係を解決しながら、人への感謝や寛容なゆるしを学んでいく過程を物語仕立てで描いた本編と30ページの解説とで構成されたこの本は、もともとは著者の野口嘉則氏のブログに掲載されたものでした。転載可で掲載され、ネット上で"泣ける話"として広がり、総合法令出版の編集者をも感動させたのが縁で出版。その後本の帯コピー"読んだ人の9割が涙した!"から、それを実験するバラエティ番組でみごとジャガー横田氏らを泣かせたことから、若者の読者も増え、10月ですでに66万部を発行しています。身の回りに起こるすべてのことは偶然ではなく、必然であり、それを変えるには自らが反省し、行動しなくていけないということをわかりやすく気づかせてくれる本です。読みやすいのも特徴ですので、ぜひ一度チェックしてみてください。意外な観点から反省を促されるところが新鮮です。


■11月20日、斎藤茂太氏亡くなる

昭和大学医学部などで精神医学を学び日本精神病院協会名誉会長等を務め、家族や心、旅行を題材にしたエッセイが人気だった斎藤茂太氏が20日、心不全で亡くなりました。歌人で精神科医の斎藤茂吉氏を父に、作家の北杜夫氏を弟に持ち、精神科の医師として患者の治療に携わるかたわら文筆活動を始め、父"茂吉"を客観的に専門的な分析を加えながら書いた「茂吉の体臭」(岩波書店刊)や核家族化された長男を応援する「長男の本」(情報センター出版局刊)などの著作が話題となり、その後も「いい言葉は、いい人生をつくる」(成美堂出版刊)、「『なぜか人に好かれる人』の共通点」(新講社/PHP研究所刊)「モタさんのいい人生をつくる一日一話」(PHP研究所刊)など専門家の立場から人間関係に助言する本や人生を応援する本を数多く出版していました。その明晰さと人間味あふれる優しく穏やかな人柄で"モタさん"の愛称で親しまれ、まだまだ教えていただきたいことはたくさんあったのに…残念です。ご冥福をお祈りいたします。"モタさん"は亡くなられても志を継ぐ本「「いい人だけどグズ」を直したい人が読む本」(こう書房刊)「『ガンにならない』私の心の習慣」「『捨てる』『片づける』で人生が楽になる」(共に新講社刊)、「これで人生がうまくいく」(中経出版刊)「こころのスイッチをきりかえる本」(大和書房刊)等は、人生を上機嫌で過ごす方法を伝授し続けてくれています。


■遺品整理屋という職業をご存知ですか?

「遺品整理屋は見た!」(扶桑社刊)に登場するその職業は想像を絶し、読めば読む程その仕事を行っている人々に頭が上がらなくなります。
書籍の元となっているのは、人の死後に遺品整理を請け負う遺品整理屋"キーパーズ"の代表である吉田氏が、現場で見て感じたことを綴ったブログ"現実ブログ!!「現実にある出来事の紹介」"。遺品整理屋という職業は知られず、またあまりに素直に丁寧な言葉で記されているだけにそこに記されている重たい真実には驚かされます。誰もが逃れられることのできない死だけに、きれいな言葉ではごまかせないリアルな描写や最期を迎えた時の状況を推察すると…やりきれない思いに捕われます。少子化,高齢化による独居老人の問題、自殺、ゴミに固執する人々…どれもリアルな社会問題に対する即解決を考えなくてはいけない問題提起ばかり。逃げるわけにはいかないのです。できれば尊厳ある死を迎えたい、誰しもそう望んでいるはずなのですから。救われるのは、吉田氏達の誠意ある態度とそれぞれの事例タイトルごとの結びにある吉田氏からの、ひと言アドバイス。吉田氏のような考え方をしてくれる人がいて、それに共感する人がたくさんいるのなら、まだまだ日本も大丈夫かもしれないと、思えてくる不思議な元気をくれる本でもあります。


■アニメも公開、松本大洋氏の代表コミック「鉄コン筋クリート」が人気です。

昔ながらの義理と人情が支配する街"宝町"に再開発と呼ばれるの変革が起こり、その影響でヤクザや暴力等の退廃的なものが押し寄せ、そこを住処に自由に生きてきた"ネコ"と呼ばれる2人の少年"クロ"と"シロ"の運命が脅かされていく…変革に立ち向かう少年たちの冒険を描いた松本大洋氏の代表コミック「鉄コン筋クリート」。ハリウッドのVFXの第一人者と言われるマイケル・アリアス監督、世界が一目置く日本のアニメの精鋭集団"スタジオ4℃"という超一流のスタッフによりアニメ化され、12月23日より公開予定。
「鉄コン筋クリート」のふたりのように、純粋な心と純粋な力を信じ、諦めずに生きていきたいものです。
★原作のあるおすすめ映画"鉄コン筋クリート"をチェック!


■村上春樹氏の新訳、スコット・フィッツジェラルドの名作「グレート・ギャツビー」(中央公論新社刊)発売

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■11月27日、「幻冬舎新書」創刊

★なんでも本情報"「幻冬舎新書」創刊!"をチェック!


■フィリピン、ルソン島の台風の爪あと

30日にルソン島南部を直撃した台風21号よる泥流は麓の集落を飲み込み、12月4日の発表までで324人の死亡が確認され302人が行方不明、12万軒の家屋が全半壊し全体で83万人が被災…水や食料など必要最低限の支援も殆ど届かず、政府の対処に不満が高まりましたが、異常気象に対する原因を解決しない限りは、また繰り返すことになってしまいます。
★"地球温暖化への警告と対策"へ


12月

■"のだめ"パワー炸裂!

「のだめカンタービレ」(講談社刊)は、2001年から「Kiss」(講談社)で連載中のクラシックを題材とした音楽コミック。昨今のクラシック・ブームの火付け役としても注目され、濃い個性的のパワフルなキャラクターとコミカルなギャグの部分と「音楽之友」にも特集が組まれるほどの本格的なクラシックシーンが程よく展開されているため性別や年代を越えた幅広いジャンルの人たちに親しまれ、大人気コミックとなっています。
主人公は、ちょっと?だいぶ奇抜な天才ピアニスト"のだめ"こと"野田恵"。ピアノと大好きな天才音大生の先輩"千秋真一"に対してだけ真剣に一生懸命ですが、他のことにはかなり大らかで、部屋が汚くてもお風呂に入れなくても気にしない性格の"のだめ"と、音楽一家という恵まれた環境で育ちすぎてややオレ様状態の"千秋"の音楽と恋の成長を描いたラブコメディが展開されていきます。
コミックスは16巻までで1600万部を突破。実写版連続ドラマ(フジテレビ系月曜19:00〜)も好評で、オープニング曲の着うたはクラシック部門で3週連続1位となり、ドラマのためにプロと一般オーディション合格者で編成された"のだめオーケストラ"のアルバムもオリコンチャート初登場7位を記録、東京国際フォーラムでコンサートも開催しています。
2007年1月からはTVアニメの"のだめカンタービレ" も放送が始まり、こちらの主題歌はクリスタル・ケイ氏、人気となった"ベートーベン交響曲第7番第1楽章"の第2主題をイントロやサビなどに使った曲も人気です。
最新刊のコミックス17巻では、互いに音楽に没頭するあまり、"のだめ"と"千秋"はすれ違ってきてしまいます・・・。ふつうの芸術家にはありえることなのですが、まさか二人にもこんなことが・・・。続きが気がかりの状況。"のだめ"パワーはまだまだ炸裂しそうです。
★原作のあるおすすめテレビ"のだめカンタービレ"をチェック!


■12月2日、祝!日本経済新聞!創刊130周年!


■幻冬舎と異業種オリコンの新しい試み

今回の試みは、幻冬舎の新作小説を異業種である音楽情報会社オリコンのWebサイト"ORICON STYLE"のブログ内と携帯サイト"ORICON STYLE mobile"で刊行前に先行無料公開するというもの。
この新たな試みを行ったのは、リアルなホラーを得意とする山田悠介氏の「ドアD」
Web上での公開は2006年12月6日から2007年1月19日まで。プロローグから4章までの内容がブログ形式で毎日更新され、2007年の1月26日には幻冬舎から書籍として刊行されました。
若手作家のファンの読者と、オリコンサイトの10代を中心としたユーザーという共通の年代層へのこの新たな試みは、ケータイ小説があたりまえになっている10代には違和感なく浸透し、またその世代ならではの口コミ効果も期待でき、有効なコラボ作戦だと思われます。
★オリコンの「ドアD」掲載サイトへはこちらから
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■12月7日、「yomyom ヨムヨム」(新潮社)創刊!

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■地球温暖化への警告と対策

アメリカ国立大気研究センターのマーク・セレズ教授らの合同研究チームは、地球温暖化がこのまま進めば、北極海の氷は2040年代には今の20%程度にまで減少するという研究結果を発表。北極の生態系や気象の変化は全世界に深刻な影響を与えるだろうと警告しています。2040年はあまりに近く現在から20%への減少はとんでもなく大きく…早期対策が必要です。今でさえ大地震・巨大津波・集中豪雨・巨大台風そして竜巻…と地球は悲鳴をあげているかの状況なのですから。
「メタルカラー烈伝 温暖化クライシス」(小学館刊)のまえがきでも記されているように、温暖化防止や災害に強いモノ作りや経営のありようが、企業の最大の競争力になる時代を迎えているのだという自覚はどこまでできているのでしょうか?環境を基軸にした新しい産業革命を説く「環業革命」(講談社刊)等の考え方こそが必要です。未来の危険性は「異常気象の正体」(河出書房新社刊)や「気候変動 +2℃」(ダイヤモンド社刊)「北極圏のサイエンス」(誠文堂新光社刊)等でも知ることができます。
民間でできることとして、家庭やビルでの温度の上下に使われるエネルギー対策を提案した「省エネ・温暖化対策の処方箋」(日経BP企画刊)等は考えさせられます。美しい地球を残すためにできること、考え行動したいものです。


■2007年に期待される、大リーグ・レッドソックス投手松坂大介氏の値段

18日発売の米誌「ニューズウィーク」の2007年に期待する人々の特集で、先日米大リーグ・レッドソックスと6年契約が決まった松坂大介投手が唯一の日本人として選ばれました。6年契約総額5200万ドル(約60億8400万円)という異例の高額から"一億ドルの男"とも紹介、活躍が期待されています。西武がレッドソックスとの業務提携に前向きな姿勢を示していることからも、レッドソックスの本拠地ボストンと日本を野球で結ぶ新たな試みも期待できそうです。また3月に開催された野球の第1回国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では王貞治監督率いる"野球日本代表・王ジャパン"が世界一に輝いたことからも2007年の日本の野球には新たな展開が期待ができそうで楽しみです。記念すべき第1回WBCで王ジャパンが日本一になった雑誌「WBC 王ジャパン世界一!」(ベースボールマガジン社)や「世界一 V!! 王JAPAN」(日刊スポーツ出版社)は手元に置いておきたい保存版。常に新たな目標に挑戦し続ける松坂大輔氏の原点を知ることができる本には、松坂選手を中心に1998年の甲子園を熱くした世代を描いた「松坂世代」(河出書房新社刊)横浜高校の監督が描いた「白球は奇跡を喚んだ―松坂大輔と青春群像」(報知新聞社刊)、シドニー・オリンピック出場権獲得の頃の「松坂大輔 伝説への飛翔」(日本文芸社刊)などがあります。


■文藝春秋、全12冊で「はじめての文学」刊行スタート

12月6日、文藝春秋は若い読者への作家自選の短篇アンソロジーのシリーズとして「はじめての文学」の刊行をスタート。
文学にこれから触れていく若い読者のために、自分たちの作品と出会う最初の一歩には、ぜひこの順番でこの作品からと、個性豊かな現代を代表する現代作家12名が、自作の中から選び抜いた中短篇の極上アンソロジーの今シリーズは、全12巻予定です。
創刊ラインナップとしては、現代日本の文学を代表する村上春樹氏と村上龍氏の最強なW村上氏が登場。 贅沢な入門書になっています。
若い読者にお薦めの日本を代表する現代小説作家12人とは・・・

村上春樹氏、村上龍氏:2006年12月刊行
よしもとばなな氏:2007年1月刊行
宮本輝氏:2月刊行
宮部みゆき氏:3月刊行
浅田次郎氏:4月刊行
川上弘美氏:5月刊行
小川洋子氏:6月刊行
重松清氏:7月刊行
桐野夏生氏:8月刊行
山田詠美氏:9月刊行
林真理子氏:10月刊行

あなたの思う代表作家と同じでしたか?
★文藝春秋の「はじめての文学」のページへはこちらから
★2006年のキーワード"国籍を超越した、村上春樹氏という存在"をチェック!


■塩野七生氏の「ローマ人の物語」(新潮社刊)、ついに完結!

★なんでも本情報"塩野七生氏の15年の大作「ローマ人の物語」(新潮社刊)、ついに完結!"をチェック!


■イスタンブールの新聞編集者フラント・ディンク氏暗殺

19日に暗殺されたディンク氏は、2006年のノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムク氏と同様に、第1次世界大戦中のオスマントルコ帝国によるアルメニア系住民虐殺記事等で人権問題に取り組み、トルコの民族主義団体からの脅迫を受け、国家侮辱罪に問われていました。
23日、殺害現場となったイスタンブールの新聞社の前には数万人の市民が集まり、ディンク氏が問われた国家侮辱罪撤廃などを訴えながら葬儀が行われた教会まで行進しました。民族主義の活動家に銃を渡されディンクさんの殺害を指示されたという実行犯の少年の逮捕で終ることなく、背後関係をきちんと明確にして欲しいと切に願います。
トルコという国の歴史的背景を鑑みながら、近代化に揺れるトルコのイスラム原理主義と世俗主義の衝突を描いたパムク氏自身が"最初で最後の政治小説"と宣言する「雪」(藤原書店刊)を読み返してみませんか?作品の裏側にトルコの抱える問題をおぼろげながら感じることができます。


■高すぎる政府の内輪もめの代償

12月21日、政府税制調査会の本間正明会長の辞任についての安倍総理大臣の13回も繰り返された"一身上の都合"に対する各局テレビ局の非難報道が目立った翌日、またまた国内もめごとに時間をとられている内に、英国・オランダの国際石油資本のロイヤル・ダッチ・シェル、三井物産、三菱商事の外国資本100%で進められてきた天然ガス"サハリン2"の主導権はロシアの国営企業"ガスプロム"に移り、日本の小売り市場にも積極的に進出していく等と意欲を示されてしまいました。
安定供給のためにも外交関係筋からのきちんとしたチェックが重要となってくるのですが、それを理解しているのかいないのか政府は安易に歓迎の意をしめしているようで、正直なところ不安です・・・。せめて資源大国ロシアの資源力である"ガスプロム"グループについて記されている「ロシア資源産業の『内部』」(アジア経済研究所刊)や世界の石油と天然ガス経済の現状を記した「石油をめぐる世界紛争地図」(東洋経済新報社刊)、「知られていない! 原油価格高騰の謎」(技術評論社刊)等で学んでおいて欲しいものです。


■「SLAM DUNK」1億部突破記念の"スラムダンク奨学金"を設立

★なんでも本情報"バスケ界を注目させた「SLAM DUNK」の著者・井上雄彦氏と集英社が1億部突破を記念の"スラムダンク奨学金"を設立"をチェック!


■ディープ 有馬記念で有終の美を飾り引退!

競馬の第51回有馬記念で、最後のレースとして臨んだディープインパクトが優勝してG1レースで史上最多に並ぶ7勝目をあげ、多くのファンに惜しまれながら競走馬としての役目を終えました。ことし最後のG1レースとなった有馬記念は、11万人を超えるファンが見守る中、中山競馬場の芝2500メートルのコースで行われました。引退前の最後のレースとして臨んだディープインパクトは、圧倒的な1番人気。3馬身の大差をつける圧倒的な強さでの優勝です。
3着となった後、理化学検査でフランス競馬における禁止薬物イプラトロピウムが検出され、フランス・パリでの競馬の凱旋門賞で失格となったのは残念でしたが、良い経験だったのではないでしょうか?失敗のない人生など人にも馬にも味気ないものに違いありませんから。
ディープの本には、「ディープインパクト 久保吉輝写真集」(ダイヤモンド社刊)、「ありがとう!さらばディープインパクト」(日刊スポーツ出版社刊)、「GOOD-BYEディープインパクト」(マガジン・マガジン刊)、「ディープインパクト衝撃の軌跡」(エンターブレイン刊)「ありがとう、ディープインパクト 最強馬伝説完結」(廣済堂出版刊)等があります。


■姉歯秀次元1級建築士への判決

耐震強度の偽装事件で建築基準法違反などの罪に問われた姉歯秀次元1級建築士への評価は下がるばかり・・・、やらされた犠牲者のように装っていたものの、実際には個人的な動機であることが今裁判で明らかとなり、懲役5年と罰金180万円の判決に同情の余地はありません。行政や検査機関、建設会社などが不正を見抜くことができなかった問題は以前残っており、不正再発防止のためにどのようなチェック機能を加えていくのかの提示を早急にすることは、建築業界全体の信頼を回復していくためにも必須。建築業界の人々には、早く義理人情に厚い職人さんとしての信頼を取り戻す努力をして欲しいものです。
耐震疑惑に関する本には、耐震偽装事件を公表したイーホームズ藤田東吾氏が描いたノンフィクション「月に響く笛 耐震偽装」(imairu刊)や「耐震強度偽装問題 ワルの本丸を暴く!」(ぶんか社刊)等があります。


■イラクのフセイン元大統領の死刑

30日、イラクのサダム・フセイン元大統領の死刑が執行されました。現地のメディアが刑執行直前の元大統領の様子や刑執行直前・直後の遺体を写した映像を相次いで放送したところまではしかたがないとしても、死んでいく人にののしりの言葉を投げつけた映像がインターネットにより裏で出回ってしまったのは、最悪でした。同じ次元に落ちてしまった人に人を裁く権利は失われ、出回った悪質な映像からまた憎しみの連鎖が生まれてしまいます。ましてや今回の死刑執行は、世界各国からの反対を無視した早急な決断だっただけに、非難と混乱に陥りやすい土壌があるので心配です。
元大統領が死刑判決の罪に問われたのは、イスラム教シーア派住民148人を虐殺した人道に対するもので、先月イラク高等法廷で判決を受け、4日前の26日に死刑が確定し、まさかのスピードで死刑が実行されてしまいました。
世界各国からは死刑そのものを反対する声も多く、万が一にも年内は行われないだろうと思われていたため、あまりに早急な求刑に何か思惑があったのかと、疑問を唱える声も生まれています。もともと米軍占領下での法廷の公正さを疑問視する意見も根強くあり、旧フセイン政権を支えたスンニ派の反発は必死な状態で、なぜあの画像を流したのか?疑問です。
マリキ首相が率いるイラク政府はこの独裁者の死を国民和解につなげたい考えですが、今回の死刑執行で、激化している宗派間対立にかえって拍車がかかることも懸念されています。既に処刑のあった日にもバグダッド南部のシーア派が多く住む町で爆弾テロがあり、31人が死亡する等の悲劇が生まれています。
AP通信が伝えた12月のイラクでのアメリカ兵の死者の数は109人にのぼり、今年最悪の人数となり、2003年3月のイラク戦争の回線以来およそ3000人となってしまい、イラク情勢の悪化を裏付けています。イラク内務省のまとめでは、2006年1年間にイラク国内のテロで死亡した市民の数は1万2300人あまりとなり、中でも12月の死者は1930人と去年の初めの3倍以上となっており、2月のイスラム教シーア派の聖廟爆破以来、激化するシーア派とスンニ派の宗派対立による治安悪化が原因となっていることが改めて浮き彫りされる結果です。できれば、次のステップに進んで欲しいのですが、なかなかうまくはいかないようです。元大統領の遺体は30日、米軍のヘリコプターで首都バグダッドの北約130キロにあるアウジャ村に運ばれ、部族長らが引き取りました。

2007年には、2月7日で終了したカイロの国際ブックフェアに関する各報告(中東の衛星テレビ局アルアラビーヤ他)で、2週間前にエジプト人のジャーナリストで作家のAnis Al-Daghidiが発行した「Saddam was not executed(サダムは処刑されなかった)」がベストセラーになっていることが報じられました。この手の説は必ず起こるものですが、もしかして・・・と思わせられるのが怖いところです。
またAP通信によると、2月25日にイラクのフセイン元大統領の弁護士ドレイミ氏が元大統領の死刑に関して綴った「暴露本」が来年出版予定。ドレイミ氏は、まだ知られていない事実や法廷に関することアメリカのフセイン元大統領の処遇についても明らかにすると意気込んでいるとのこと。火種は来年にも持ち越されそうです。


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