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季節に、気になる時事に、旬なお薦めの3冊をご紹介します。
戸村飯店 青春100連発
瀬尾まいこ:作/理論社主人公は、大阪、住ノ江にある中華料理店“戸村飯店”の見た目も性格もまるで正反対の兄弟、爽やかで女の子にもてる兄“ヘイスケ”とベタベタな大阪人で大らかな弟“コウスケ”。年の近い男兄弟の実態がテンポのいいコメディタッチで綴られていくうちに、一見要領よく見える兄が実は不器用な正直さや見た目通りの不器用で一直線の弟の真剣さが心地よく心に響いてきます。関西弁と大阪の味が青春の100連発に人情味たっぷりのなつかしさを更に加えています。新しい生活に入る人も勇気を出して戻る人にもお薦め!三浦しをん氏の作品にもどこか繋がる爽やかさです。
新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に
小林弘人:著/バジリコ新聞や雑誌メディアの生き残り論を展開するのは、米国のインターネット誌「ワイアード」日本版や月刊「サイゾー」を創刊しブログ黎明期には有名人ブログからブログ出版を展開、iTUNESミュージックジャパンではオーディオブックを販売しブログメディア“ギズモードジャパン”を立ち上げ、現在はインフォバーンのCEOを務めるITメディア界の仕掛け人。自身の経験をもとに、誰もがメディアをつくれる現代における世界のウェブメディア事情を紹介しつつ、新メディア人の目指すべきものや課題、身につけるべき視点や発想のヒントを与えてくれます。このままでは存在理由を問われてしまいそうな既存メディアの思い込みを一刀両断にしつつも、実は心に秘める未来のメディア人への期待と熱い思いが伝わってくる、励ましの本でもあります。あなたも自分の信じる得意分野で“誰でもメディア”始めてみませんか?
あたま山
舟崎克彦:文、林恭三:絵/そうえん社横町の“じんべえさん”が上野の山へお花見にいくと、さくらはすっかり散り、枝にはさくらんぼうばかり。そこでさくらんぼうをむやみやたらにほおばった“じんべえさん”が次の日起きてみると…。そんな馬鹿な?!なんで?!“じんべえさん”ってふつうの大きさだったはずなのに、なぜ桜の木が頭に?そこにお花見の人が?!
実は謎だらけの奇抜なこのSF的物語は、江戸小ばなしが発展し一席の落語となり、絵本になったもの。シュールなラストはあまり子供向けとはいえませんが、2003年には山村浩二監督のアニメ“頭山”が第75回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ、再認識されることになったのは嬉しいことです。今も昔も日本人は桜の時期にはお花見が欠かせなかったのですね。頭から生えてこなくても、桜のサクランボは、たくさん食べると口の周りはムラサキ色になりお腹も壊しやすいので気をつけてくださいね!
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